山野と共に歩んでいます

北九州市森林組合のホームページをご覧いただきありがとうございます。
さて、私たちが暮らす北九州市は、工業都市・環境都市として発展してきましたが、市内を見渡すと市街地の近くにまで山林があり、市域面積の約4割に森林が広がっています。
その森林の多くは、照葉樹の天然林ですが、過去、先人の努力により、スギやヒノキが植林され、現在それらの人工林が４，５００ha（人工林率２９％）におよび、当組合が活動する場となっており、北九州市においても、スケールは小さいものの林業が営まれています。
当組合では、これまで人工林を守り育てる活動を主に行ってきましたが、植林後、長い時間が経過し、十分利用可能なものも見られてきたことから、令和3年度より本格的な木材生産活動にも着手しています。
また、当組合の特徴的な取組として、北九州市の事業として、防災の観点から何らかの対策が必要な放置竹林に関して、竹を伐採し広葉樹を新たに植栽する活動も行っています。
私たち組合は、北九州市という都市のなかで活動する森林組合ですが、 「木を植え、育て、伐採し、木材として利用する、そして新たに木を植える」という林業本来の循環活動を実践し、水源のかん養や国土の保全、二酸化炭素の吸収など、森林の豊さを守っていきたいと考えています。

北九州市森林組合
代表理事組合長　森元 義男